この記事はアフィリエイト広告を含みます。
実際に宿泊した体験と、公式サイト・宿泊者の口コミをもとにした記事です。
都心のホテルを子連れで探していて、最後まで引っかかったのが床だった。ハイハイから歩き始めの時期の子どもは、とにかく床を這い回る。ベッドの高さも、フローリングの硬さも気になる。そこで条件を「畳の和室があること」に絞ってみたら、都心の候補は一気に減った。お茶の水ホテル昇龍館は、その数少ない1軒だ。
実際に5人家族で泊まってきた。通されたのは501号室「東雲」、モダン和室10畳28㎡の部屋だ。小さい子を連れて泊まるなら、畳の部屋は安全面でも衛生面でも効いてくるというのが、泊まってみていちばん強く感じたことだった。
客室には番号のほかに名前が付いている。泊まったのは501号室「東雲」。
💴 お金の話から先に
和朝食が無料で付いて、大人2名+子ども1名なら2万円台前半から。都心で畳の部屋に泊まれる宿は数が少なく価格も読みにくいけれど、ここは価格帯が落ち着いている。
子ども料金は年齢だけでなく「何を使うか」で区分が分かれるのが特徴だ。
| 区分 | 料金の考え方 |
|---|
| 小学生 | 子ども料金が設定される |
| 幼児(食事・布団あり) | 両方の分が加算 |
| 幼児(食事のみ) | 食事の分だけ加算 |
| 幼児(布団のみ) | 布団の分だけ加算 |
| 幼児(食事・布団とも不要) | 無料 |
7歳の長男は小学生料金、3歳の次男は布団を1組足すかどうかで金額が変わり、0歳の末っ子は食事も布団も要らないので無料になる計算だ。布団を何組敷くかを自分で決められる仕組みになっている。うちが泊まったときは10畳の和室に布団を4組敷いてもらった。子どもの人数がそのまま宿泊費に跳ね返らないのは、3人連れの身にはありがたい。
- ✅ 和朝食は無料。卵料理は目玉焼き・オムレツ・スクランブルエッグから選べる
- ✅ 地下1階の大浴場も無料(男女別・15:00〜翌朝9:00)
- ⚠️ 添い寝できるのは布団やベッドの数まで。5人で1室を狙うなら定員に余裕のある部屋を選ぶ
- ⚠️ 東京都の宿泊税は別途かかる(1人1泊11,000円以上で100円・16,500円以上で200円)
- ⚠️ ベビーベッドやベッドガードは公式サイトに記載が見当たらなかった。ただしおむつ用のゴミ箱はフロントに頼んだら貸してもらえたので、必要な備品は問い合わせてみる価値がある
具体的な子ども料金は日程とプランで変わるので、予約画面で区分を選びながら確認するのが確実だ。
🛏 畳の部屋という選択肢
エレベーターを降りて意外だったのは、そこが家の玄関のようになっていたことだ。下駄箱が並んでいて、廊下から先が畳敷きになっている。ここで靴を脱いでしまえば、あとは部屋の入口にわずかな上がり框があるだけだ。子どもが廊下で転んでも畳が受け止めてくれるし、靴の裏の汚れが部屋に入ってこない。
客室の入口。ドアを開けたところからもう畳で、わずかな上がり框を越えるだけで部屋に入れる。入口脇にもコンセントがある。
10畳28㎡の和室に布団を4組。ベッドから落ちる心配がなく、寝相を気にせずに済んだ。
客室10タイプの多くが琉球畳の和室で、布団で寝られる。普段ベッドで寝ている子どもたちには、床に布団を並べて寝るのが新鮮だったようだ。おもちゃを広げるときも、そのまま座らせておける。
畳に大きなスレや傷みはなく、古びた感じもしなかった。改装からそれほど時間が経っていないのかもしれない、と思うくらいの清潔感があった。
床がそのまま遊び場になる。テレビ台の下も畳なので、子どもが座り込んでも気にならない。
テレビ台の下に冷蔵庫。テレビの裏にもコンセントがあり、枕元より充電しやすい。
広さは7.5畳(22㎡)から10畳(28㎡)まであり、檜の露天風呂が付いた10畳の部屋は最大5名まで対応する。都心で5人が1室に収まる和室は貴重だ。ベッドがいい場合は、2台をつなげて幅2mにするハリウッドツインも用意されている。
泊まってみて使いにくかったのが、布団の枕元にあるコンセントの位置だった。ここでスマホを充電すると、コードが寝ている頭に当たりそうになる。部屋の入口とテレビの裏にもコンセントがあるので、寝る前の充電はそちら側に回すといい。
枕元のコンセント。ここで充電するとコードが頭の近くを通るので、入口側かテレビ裏を使うほうが落ち着く。
部屋のユニットバスは小さめ。シャワーカーテンもきれいで、清潔さは保たれていた。
大浴場は洗い場が4か所ほどのこぢんまりした造りで、特に不便は感じなかった。ただ子どもには湯温が少し熱く感じられたようだったので、小さい子と入るなら先に湯加減を見ておきたい。
おむつ用のゴミ箱は客室に常設されているわけではないが、フロントに頼んだら部屋まで持ってきてくれた。公式サイトの備品一覧には載っていないので、必要なものは聞いてみる価値がある。
フロントに依頼して持ってきてもらったおむつ処理ポット。公式サイトに記載はないが、頼めば貸してもらえた。
⚠️ なお、部屋の浴室の段差が高いという指摘を口コミで見かけた。小さい子を抱えて出入りするときは足元に注意しておきたい。
🍽 朝ごはんは和定食、卵は選べる
朝食は宿泊者無料の和軽食で、提供は7:00〜10:00(最終入場9:30)。無料なので豪華なものは出てこないが、ご飯・みそ汁・卵料理・納豆・のり・昆布・漬物と、朝に必要なものは一通り揃っていた。飲み物も牛乳・コーヒー・お茶・ジュースから選べる。ご飯のおかわりもできる。
卵料理は目玉焼き・オムレツ・スクランブルエッグの3つから選べる。おかずの小鉢は日替わり。
実際に出てきた朝食。ご飯とみそ汁が確実に出てくるのは、小さい子には食べさせやすい。
卵料理は注文を受けてから作ってくれる。次男は固めに焼いた目玉焼きが好きなので、そう頼んだらそのとおりに応じてくれた。ちょっとしたことだが、子どもの好みに合わせられると朝食のハードルがぐっと下がる。
ビュッフェではないので、子どもが自分で取りに行く楽しさはない。その代わり席で待っていれば出てくるので、小さい子から目を離さずに済む。
🚗 5路線が徒歩5分圏
JR御茶ノ水駅から徒歩5分、地下鉄も丸ノ内線・千代田線・半蔵門線・都営新宿線・都営三田線が徒歩圏。都内のどこへ出るにも乗り換えが少なくて済む。大通りから1本入った場所なので、夜は静かな環境だ。
実際に御茶ノ水駅から歩いてみたが、地図アプリの案内どおりに進めば迷うような道ではなかったし、距離も遠くは感じなかった。御茶ノ水駅は台地の上にあるので、駅からホテルへはゆるい下り坂になる。きついのはむしろ帰りで、荷物を持って御茶ノ水駅へ戻るときは上り坂だ。ベビーカーや大荷物なら小川町駅・新御茶ノ水駅側を使うほうが楽だという声も口コミで見かけた。帰りの駅をどこにするかで消耗度が変わる。
🏆東京の子連れホテル26軒を比較表で見る
コスパ・添い寝・朝食無料年齢で比較
→👥 宿泊した方の声
泊まって印象に残ったのはスタッフの人柄だった。チェックインのときに荷物を運んでもらったのだが、こちらがエレベーターに乗ったあと、5階まで階段を駆け上がってきてほぼ同時に到着したのには驚いた。滞在中は終始やさしく接してもらえた。
口コミにも同じような話が並ぶ。荷物を早めに預かってもらえた、駅までの道を外まで出て案内してもらえた、手作りのしおりをもらった、といった投稿が複数見つかる。
畳の部屋への評価も繰り返し出てくる。ベッドから落ちる心配がなく子どもが室内を歩き回れて助かった、という声が子連れの口コミにあった。祖父母を含む3世代が1部屋にまとまって泊まれたという報告もあり、人数が多い家族ほど和室のまとまりやすさが効いてくる。
一方で大浴場の脱衣所と洗い場はスペースが限られるという指摘もあり、混み合う時間帯に子どもと入るなら時間をずらしたい。